今日、久しぶりに外に出て働いた。
家でやる仕事より、ゴールデン街のバーの店番は何も考えずともやる事は変わらないし、ここ1、2ヶ月ダイエットを取り入れてからは、飲み物でカロリーを取るのがバカらしく思えてしまって、意図的に飲酒量を大幅に減らし、体力的にも疲れないのだけれど、家に帰ってから、何の気力も残っていないことに気付いた。
じゃあ今まではどうだったのかというと、旅行から帰ってからの少しの休日は、日がな一日寝て過ごしてしまった。
旅行中は毎日朝から晩まで観光して、アクティブな日々を楽しめる元気な人になった気でいたけれど、考える暇もない程に目的地とツアーが効率よく組み込まれてくれていただけだった。
元気はお金で買える。
たまに遠くに旅行に行きたくなるのは、何も無い日常からの逃避と、その日だけでも充実した疲労感で眠りにつきたいから、というのもあるかもしれない。
眠る前がいつも1番絶望的で恐ろしい。
花束みたいな恋をした、特に好きな話じゃ無かったけれど、漫画や小説や映画が好きだった主人公の男の子が、社会人になってから「もうパズドラをする事しかできない」と言っていたの、今すごく分かる。
昔はもっと文化的なものが好きだったし、自分なりの芸術に基づいた生活があったのに、今はずっと眠っていたくて、何も感じたくないから夢すら見たくない。
無気力の正体を突き止めたいし、どうにかしたいのだけれど、スマホでXを見るだけでどうしようもない夜を使い果たしてしまう。辛いことがあってから自分と同じ状況のツイートをいいねしたら、そういうツイートしか出て来なくなって、毎日傷を抉られている。
SNSを見るより外の景色を見た方が何百倍も良いのは、今回も身をもって実感したのに、結局すごい早さで煙たい日常が襲ってくる。
霧の中を生きてるみたいって言うのは言い過ぎだろうけど、冬が終わったら少しは良くなるだろう。
おやすみ、こわい夢を見ないように。