kikurageoisii’s diary

東京のOL23歳 

なぎ

芸術とか映画に触れる機会が10代や大学時代より格段に減ってしまったけれど、その分友達が増えたり頭を空っぽにしてアホみたいに笑う時間が増えた。あくまで私の中での話だけれど、幸せと芸術性は相反する物みたいだ。不幸や不安を芸術に昇華できるのに幸せ…

間違える

全部の選択を間違えてしまう夜がまた来た。 ちゃんと寝ることも出来なくて、体重がどんどん減っていって、1人ずつ人が居なくなって、みんなが改札を出て歩く方とは反対方面に帰って行く朝、冬だからって理由だけじゃなく空気は容赦なく冷たくて痛い。痛いの…

贅沢したい

私には出来ないことが沢山あって、そのうちの一つが上手く買い物する事なのだけれど、スーパーに行くといつもどっと疲れる。大きいスーパーに行くと特に疲れる。だから家から1番近い何でもある大きいスーパーより、少し遠い小さめのスーパーに行く方が好きだ…

美しい人を見ると、世界が止まってしまう。可愛い人ではなく、美しい人。 彼女は美しかった。知らない人だけれど、インスタのストーリーに出てきた誰かの恋人が美しくて、彼のアカウントに写る彼女を見に行った。はたち、と書いてあった2017年からずーっと美…

明かりと光り

31階からの夜景はやけに綺麗で、その明かりの一つ一つに人がいることに些か嫌気がさした。 東京だ、と思った。 東京で生きる27歳なんて沢山いるのに自分が一番明かりをうまく灯せていないような気がした。 去年まではそんな事全然無かったのに、金木犀の香り…

欲深い

多分本当にはお金に困った事がないから、わからない。 何としてもお金を稼ぎたいとか、何を犠牲にしても大金を得たいとか、借金を背負ってでも事業や投資で莫大なお金を手に入れる可能性に賭けたいとか、どうしても違う世界の話に聞こえてしまう。 お金に対…

こんな夜に限って

書く事が好きなのだけれど、悲しい夜に限って筆が進む。 というか、悲しい夜しか書けない。 命を削って好きな事をするのは、矛盾に満ち溢れていると思うが、その削りかすみたいな何かを、1グラムにも満たない何かを私は自分の一部として遺しておきたいのだろ…

23℃

秋の入り口をまだ見つけられていないのに風は容赦なく涼しくて、夏の間に買っておいたパーカーを羽織って少しだけ歩いた。 季節を嗅ぎたくなったからお香を炊くのは勿体なくて、窓を開けてみた。忙しない列車の音とタイヤの音がしただけでただの午後だった。…

ブランド物のバッグをせっかく買っても汚してしまうし、自分の雑さや生き方に時々心底うんざりする。 例えば青学に通ってスタバでバイトして腰掛けOLをやって商社マンと付き合ってすぐ結婚するような人生に猛烈に憧れるのに、現実は違いすぎて早起きのひとつ…

中学から大学まで私立の女子大に通わせてもらった。 母曰く、「男は賢い女の子が好きだけど、自分よりちょっと下の子がいいんだよ」と。 言われる度私は湧き出る不満を押し殺した。言う通りにすると、上手くいくんだと思うことにしていた。 「親世代や上司世代…

7月

人を殺した、とかじゃないけれど、 過去にやった事や、やられた事を思い出して、嫌になることがある。 外面ばかり褒められるけれど、全然綺麗じゃない生き方をしているし、誰にもいえないトラウマってみんなはどうしてますか。フラッシュバックが鬱陶しいよ…

天才的なアイドル様

私はアイドルが異常なまでに苦手、というか嫌いまであるのだが、これは完全に幼少期からの母親の影響である。 我が家ではアイドルがテレビに出ていると直ぐにチャンネルを変えていたし、私も変えなきゃいけないんだ、と思っていた。こんなのが日本の音楽シー…

か弱い男が歌う女々しいJ-POP

メンヘラこそヒップホップを聴け! そして歌詞にくらって欲しい。 私が好きなヒップホップのリリックは、自分は最強だという自信に溢れていて、欲しい物を全部手に入れて隣にはエロい女と最強な仲間もいる、なんてものばっかりだ。もちろん繊細な感情を歌っ…

小休憩

小さい頃から、自分は変な子供であるという、根拠は無いが計り知れない自我があった。それはただの自我で、誇りではなかったから、いつも自信がなかったんだと思う。 変な子供だったけどいじめられたりしなかったのは、私がそれなりに努力したからだと思う。…

hope

「十三月の風が吹いて水曜日に熱を出した大事なときに居ないよねなんだか、なんかなあ」 「ベランダから春が射した理由もなく泣いてしまった柔らかな嘘を貯める何故だろう、変われない」 マカロニえんぴつのhope この曲が出た時私は休職中で、まさに13月とは…

完全な不幸

私は今が楽しいのだけれど、これは世界の誰かの鬱の上に成り立つ壮大な躁としての世界のバランスだったらどうしよう。 “完全な幸せ”なんてものは少なくとも私には存在しない。幸せな時は、脳の端っこの方、体の隅では終わりに怯えているからだ。だったら、“…

雨、 午後に起きる。 仕事で朝まで飲んでいたお酒が少し体内に残っている。 死んだ親友のことを考える。 いつも。日が沈むと何となく気分も沈んで家事とか何も出来なくなる。 雨だから出掛けるのが面倒だけど、こういう時にUberEATSを解約したことを後悔する…

綺麗事しか言えないけど

いま、どうしても命を閉じようとしてる人が周りにいて、その人にはどういう事情があってそう思っているのか分からないけれど、私は生きて欲しいな、と思う。 色々な事を直接伝えたいのだけれど、「なんで死んじゃいけないの?」と問われると私もよく分からない…

見えない

夕方のテレビで、スマホ依存性が問題になってるとか言ってたけれど、私はスマホでどうでもいい情報を次から次へと脳に入れていないと、頭の中がパンクしそうになる。たまに有益な情報もあるし。 例えるならば、消しゴムが無い脳のホワイトボードに次から次へ…

光合成が上手くできてない!

日が沈むと共に毎日気分が落ち込む。 だから夜が早い冬があんまり好きじゃない。 ずっと真昼間でいいのに。 暫くすると夜に慣れるけれど。 夜が楽しくなるのは誰かがそばに居たり、ネオンに目が眩んでるからだろうな。

マイヘアが聴けない

マイヘアの椎木に朝ドラ女優との熱愛報道が出てから、彼の曲を聴けなくなってしまった。別に大ファンでもないし、ハマっていた大学時代に比べたらめっきり聴く機会は減っていたからいいのだけれど。売れて朝ドラ女優と付き合うという、サブカル的要素が何も…

心がどうしようもなくざらつくとき、それがきわめて人間的な、ホルモンバランスのせいだって分かってから、自分の普遍的な憂鬱を愛せなくなった。街の空気のせいでも至って芸術的な感傷のせいでもなく、ただそれは毎月決まって訪れる波だ。制御不能のそいつ…

ありあまる富

全インスタグラマーにこの曲を聞いて欲しいと思ったけれど、 1番くらっているのは私だった。 https://youtu.be/GvHmMv2JHDk 僕らが手にしている富は見えないよ彼らは奪えないし壊すこともない世界はただ妬むばっかり もしも彼らが君の何かを盗んだとしてそれ…

満たない

うっすらと膜を張ったみたいな死にたさが、いつも付き纏っている。 そんな日がいくつもある。 冷静に考えて、この先結婚はしてみたいし子供の顔も見てみたいので、死にたいはずは無いのだが。 もうこの死にたさの取り扱いにはある程度慣れた、気がする。 10…

花嫁

自分が、主役になれる気がしない。 今日もインスタで誰かの結婚式のストーリーを見るたびにそう思う。 「良かったね〜!」「世界一綺麗!」と祝福される花嫁に私は一生かかってもなれないんじゃないかと思う。 他人から祝福されるような生き方をして居ない。 …

幼い頃、母親が小学校に迎えに来るのが遅れる度、途方もなく長い時間孤独を約束された気になって、とんでもなく不安で悲しくなっていた。母親が途中で事故にあっているのではないか?二度と会えないのではないか?と私の小さい世界のほぼ全てだった母親を失…

目白警察署

麻布競馬場のエッセイをTwitterで読んで、いつも胸がチクチク、ざわざわとする。私が少しだけ、届かなかった世界。限りなく近いのに、そう思っているのは私だけで、彼ら、彼女達の世界の私は登場人物Aにすら満たない、クラブのVIPでたまたま隣になった女、や…

エロ

どうせ死ぬんだから、セックスとかは別にしなくていいな、と思ってしまう。 接客業をしていると、毎日、本当に毎日セクハラ発言を受ける。受け流すことに慣れたが、ふとした瞬間人間の性欲に恐ろしくなる。そういったことを言ってくるのは大抵かなり年上の人…

朝日がとっくに昇っている。 遮光カーテンを買ったのに陽の光が強すぎて意味が無い。 完全に昼夜逆転してしまっている。 そのせいかな?痩せたいのに全然痩せない。 前は睡眠薬や精神安定剤を沢山飲んだりして無理矢理寝ていたし、毎日悪夢を見たり、昼間も…

美人

ここのところ、毎日欠かさずに腹筋と二の腕の筋トレをやっている事だけが私の僅かな自意識を支えている。 ルッキズムとか若さとか自己顕示欲とかそれに伴う自己肯定感とか、何だか全て分からなくなってしまってSNSにあまり自分を載せられなくなってしまった…