全部の選択を間違えてしまう夜がまた来た。
ちゃんと寝ることも出来なくて、体重がどんどん減っていって、1人ずつ人が居なくなって、みんなが改札を出て歩く方とは反対方面に帰って行く朝、冬だからって理由だけじゃなく空気は容赦なく冷たくて痛い。痛いのに胸いっぱいに吸い込んでしまう。
こういう時、私は決まってキャパオーバーして他人を不本意に傷付けてしまう。ほらまた被害者面をした。最悪だ。
一人っ子なのに1人が嫌いで耐えられなくて、1人は寂しい。周りに優しくしたいのにこういう時は反対の事をしてしまって酷く後悔する。
新しい服を買っても何を食べても結局はみんな同じ。無くなっていく。体が薄くなっていく度に筆は進むからこうやって日記を書いて少しでも自分を慰める。
くだらない日々、夜が長くて嫌いな季節、頬を刺す朝の山手通り