kikurageoisii’s diary

東京のOL23歳 

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

クリスマスに詠む俳句は、涙と祖母の手の温かさで溶けてしまった

クリスマスの朝、祖母に会いに行った。 病室の祖母はずっと眠っていたけれど、もしかしたらこれが最後に温かい手に触れられる瞬間なのかもしれない。 そんなわけないのだが、祖母は死なないと思っていた。いつでも元気だった。でもやっぱり人は死ぬんだ。当…

忘れないなんて、書きたくなかった

思い出は、音も立てずに死んでいくし、 季節は音を立てて過ぎ去っていく。 台風のような別れをした友達や恋人も、スマホの中で笑ったまま、指で動かしたら視界から一瞬で消えてしまう。 写真を撮ると魂を抜かれるって昔の人は、あながち間違っていなかったの…