kikurageoisii’s diary

東京のOL23歳 

2021-01-01から1年間の記事一覧

1996

週末、25になる。新卒で入った会社は2年で辞めてしまったし、仕事が向かなすぎて鬱みたいになった。といっても私の鬱は冗談みたいなやつで、今まで好きな事しかやらなかった人生のツケだと思う。冗談みたいな鬱と冗談みたいな暇を持て余して始めた飲み屋の女…

美しさ

美しさは、輪郭を失った方が綺麗なのかもしれない。 光には輪郭がない。 六本木、欅坂のイルミネーションを初めて見た時、ひどい近視と乱視で、それはそれは世界が綺麗に見えた。光の粒一つ一つが輪郭を失い重なり合い交差して、目の奥の、なんていうか脳に…

小林司に読んで欲しい

なんにも出来ないのでせめてそんな生活の記録を文章にして残そうと、必死にスマホを手に取るけれど。 保険料を払い忘れて保険証が切れて病院に行けなくなって眠剤がなくなって眠れなくなって、、、 こなさないといけないこと、大人になると多すぎてビックリ…

光の街

週7で働いているツケなのか、またゆっくりと、徐々に日常が送れなくなっている気がして自分を愛せない。 1日に何件か予定を入れると、確実に1つしかこなせないし、ていうか夜しか動けないし、不眠症の薬が切れたけれどそれをもらう病院すら行けない。日常、…

今日

財布を忘れて家を出てしまったせいでどこにも寄らずに帰ってきた。 もうなんか、楽しくてお酒を飲んでいるのではなく眠るためにお酒を飲んでいる。 家にあった缶ビール1本とチューハイ1本では眠くなる訳もなく、ツマミばかり食べてしまう。 お酒の気持ち悪さ…

冬になる

最近、内面に潜ることをやめていて日記が書けない。休みが無くて、お金は沢山貰えるけれど、心がすり減っている気がする。どこか遠くへ行きたいなんて、ベタな事を思ったりする。 まあでも、途方もない不安は、忙しさで抹消できる。 薬が切れて眠れなくなっ…

港区のチワワと新宿のトイプードルと西麻布のポメラニアンが苦手な気持ちが分かるか。 これは言語化するのがかなり難しいのだが、愛される事になんの疑いもなく、それでいて可愛くある事が当然のような顔をして、ただ愛らしく無力な存在に何かしらの邪悪な感…

今年も夏風邪

夏の終わりみたいな雨が連れてきた空気が冷たくて、風邪をひいた。 上手く眠れなくて風邪気味な体、心 毎日アルコールで朝までやり過ごして、騙し騙しやってきたけれど動けなくなってしまった。 起きてから外に出ていないために人を1人も見ていなくて、もう…

眠るということ

眠れない時はとことん眠れない 医者から処方された睡眠薬や人からテキトーに貰った薬なんて適当に飲んでしまうしそもそも私は病気じゃないし。 身体中が痛くてでもそれ以上に心が痛くて眠れない。ずっと泣いている。馬鹿らしいバラエティを見ながら泣いてい…

ただの日記

外で吸う煙草めちゃくちゃ美味しい。 時々、体を張って仕事をするのもな、なんでこんなことしてるんだろう、とか思うけれどなんの仕事をしていようがそういうものだよなあ、と思う。 新卒で1番の成績で入った会社は2年くらいで辞めてしまったし今の方がたく…

すごい速さで

毎日はすごい速さで気付いた時には死んでしまっているなんて嘘だと思う。 すごい速さだけれど、行動に思想が追いつかない。 駆け抜けていても私はすぐに駄目になるし、眠り過ぎても身体中が痛い。 痛んだ体を起き上がらせるほどの気力があったら今日を駄目に…

あかるい花園

仕事とはいえ、ほぼ毎日新宿歌舞伎町に通うようになってから半年以上が過ぎてしまった。 この街で本当の幸せを手に入れている女なんて1割にも満たないんだろう。 路上で蹲って泣いている女を見ても何も思わなくなってしまったし、AirPodsで煩いキャッチはノ…

彼女

逃避行ものが好きだ。 現実離れした浮遊感と、不謹慎なワクワク感と、常に付きまとう終わりの気配に終始振り回されるスリルがある。 日常を大幅にぶっ壊すと、人は異常に楽しくなるのだろうか。 諦めきれない何かがあり、正常への未練が尾を引いたまま、前へ…

おどける人

道化 人を笑わせるような、おどけた言葉や動作。また、それをする人。 道化をする癖が抜けない。ニコニコ、ヘラヘラしてしまうから、あまり初対面の人から悪い印象を持たれた事がないのだが、内面とのギャップに時々潰れそうになる。ヘラヘラの裏で。 東京か…

花束みたいな生きるをしたい

大切に生きる、ということ 久しぶりに花束を買った。 花は綺麗で清々しくて良い。 世間は新生活、という感じだが、私は何も変わらない。 この1年で変わった事は沢山ありすぎるが、全てに慣れてしまって、日々を溶かしている。 桜が散るよりも早く、女の子が…

あのこは貴族

煙たくてうるさい居酒屋にバーキンを持って行って、何も答えられなくて、逃げ込んだトイレの汚さに怯え、逃げて帰る、実家は松濤。初等科からのお嬢様学校の友達と休日はホテルのアフタヌーンティー。本当にそんなお嬢様がいるのだろうか、と思った。 私の事…

すばらしき世界

痛い、痛すぎる。 見るほどに男の無骨な真っ直ぐさに心が痛くなる。 ハッピーエンドを切に願っている私がいた。 更生することの難しさ、社会で生きることの自己犠牲を、いつの間にか上手く自分を殺しながら生きている所謂"真っ当な"私達は知る術もなく、何か…

虹の先端を見た事がありますか

世界に色が無くなる、 なんて陳腐な表現はしたくないのだが、急に何もかもが重くなる日がある。 急というか、ジリジリとそいつは迫ってきて、暫くするとまたいつも通りの日々が来る。分かっている。全て分かっているのに、全て投げ出したくなる。自分が大事…