kikurageoisii’s diary

東京のOL23歳 

虹の先端を見た事がありますか

世界に色が無くなる、

なんて陳腐な表現はしたくないのだが、急に何もかもが重くなる日がある。

急というか、ジリジリとそいつは迫ってきて、暫くするとまたいつも通りの日々が来る。分かっている。全て分かっているのに、全て投げ出したくなる。自分が大事にしたいものまで大事に出来なくなりそうになる。今までなんでこんなエネルギーを使って生きていたんだ?と自分への疑問が止まらない。息をするのにもエネルギーを使っていることを意識して、どっと疲れてしまう。駆け抜ける日々を過ぎた時がいつもそうだ。

忙しなく動いて気を紛らわせていても、緩んだ瞬間にそいつはやって来て、全ての気力を奪う。思考すること、何かを決断することへのスイッチが半分以下しか押されず、全て遅い。というか止まりたい。でも生きてる限り止まれない。

私は絶対に病気ではないと思う。ただ怠け者なだけだ。機能が低いのかも。たまにバグが起きる。毎日を駆け抜けられる人になりたい。

病名でもついたら、なんて贅沢な事を思うけれど、またいつもの口実作りでしかない。

悲しいこと、好きだったこと、やりたいこと、やらなきゃいけないこと、全てが平等に0になって行く。

こういう日を過ぎて、エネルギーとか何にも考えない日常が来た時に困らないように動いておきたい。

本屋に行ったけれど何も買わずに出てきてしまったし、カフェを見つける気力もなくて雑多な地下鉄のベンチでこんな事を書いている。

死にそうな時だけしかブログが書けない自分が惨めだ。でも書かねばならない。潰されてしまうから。

外は風が冷たすぎるし、こんな日に限って星座占いが1位だ。

自分の機嫌は自分で取らなきゃいけないな、と思いつつ、太りたくないからスイーツを我慢する。女で20代だな。嫌になる。赤い電車に乗って帰る。地下鉄は暖かいだけで鉄や地面の無機質な冷たさを存分に残している事を考えたことはありますか?