kikurageoisii’s diary

東京のOL23歳 

満たない

うっすらと膜を張ったみたいな死にたさが、いつも付き纏っている。

そんな日がいくつもある。

冷静に考えて、この先結婚はしてみたいし子供の顔も見てみたいので、死にたいはずは無いのだが。

もうこの死にたさの取り扱いにはある程度慣れた、気がする。

10代から20代前半までは、この感情が来る度に抗って暴れたりしていたけれど、エネルギーを使わないのが1番楽だと思った。ただ、過ぎ去るのを待つ。鼓動は早くなるけれど、大きく溜息をつくだけで済む。感情の嵐が過ぎ去るのをひたすらに待つ。

神様の類は特に信じていないけれど、宗教に救いを求める気持ちは少し分かるかもしれない。縋るものがあれば。

夢に死んだ親友が出てきて、彼女は生きていて、起きた時にあぁ、そうかと思った。もう一度会いたい。

個性にも満たないありふれた慢性的な悲しさのせいで今日も私は。