中学から大学まで私立の女子大に通わせてもらった。
母曰く、「男は賢い女の子が好きだけど、自分よりちょっと下の子がいいんだよ」と。
言われる度私は湧き出る不満を押し殺した。言う通りにすると、上手くいくんだと思うことにしていた。
「親世代や上司世代のウケがいいからこの大学に行きなさい」
とも言っていた。
就職しても、「女の子なんだからすぐ辞めていいんだよ」と言われた。
そして、「早く養ってくれる旦那が見つかるといいね」と。
愛されているけど時代錯誤だし、私が勉強をもっとしたいと言っていたら可愛くないと止められていたんだろうか。
本当はもっと強くなるために学びたかった。
いつまでこんな事を言っているんだろうか私は。親と話す時の違和感の正体に気付いてから、一人暮らしをひたすら目指していたし、今の距離感がちょうど愛せる。自分を守るのは自分だけでいいのかもしれない。知らない事が多すぎるから、ずっと学んでいたいなあ。
おやすみ、こわい夢を見ないように。