kikurageoisii’s diary

東京のOL23歳 

23℃

秋の入り口をまだ見つけられていないのに風は容赦なく涼しくて、夏の間に買っておいたパーカーを羽織って少しだけ歩いた。

 

季節を嗅ぎたくなったからお香を炊くのは勿体なくて、窓を開けてみた。忙しない列車の音とタイヤの音がしただけでただの午後だった。

 

秋に決まって悲しくなるのは何故なのか今年も分からない。そこに夏があったからかな。

 

たまに死んだ親友の夢を見るけれどついに夢であってもあの子は死んだままだったし、母親の悲しみにも触れてしまった。

 

3年前と違って死にたいなんて思わなくなったけれどあの頃に戻りたくないな、とは思う。

人生必ずどうにかなるけれどそんな無責任なこと人には言えない。

 

秋になると出会いより別れの方が多い気がして少し悲しい。それらを私は追わないけど、秋は容赦なく襲ってくる。

 

そんなことより一生眠たいのは何のせい?

おやすみ、こわい夢を見ないように。