kikurageoisii’s diary

東京のOL23歳 

見えない

夕方のテレビで、スマホ依存性が問題になってるとか言ってたけれど、私はスマホでどうでもいい情報を次から次へと脳に入れていないと、頭の中がパンクしそうになる。たまに有益な情報もあるし。

例えるならば、消しゴムが無い脳のホワイトボードに次から次へと思考が上書きされていく感覚。その思考は、上書きされまくった結果、悪い想像で大体終わる。ネガティブな心配で感情が支配されてしまう。

歩いている時は音楽を聴いていないと思考が景色を侵食していく。

それは注意散漫なのか、極端に集中力が欠けているからなのか分からないが、この性質のせいで学生時代は勉強が嫌だった。進まないからだ。問題を解いていてもすぐに違う考えがよぎるし、部屋の掃除など、違う事を始めてしまう。これは誰しも少しはそうかもしれないが、私は異常だと思う。一夜漬けすら出来ず、結局テスト当日の朝に暗記だけしてテストに挑んでいた。

映画は良い。好きだ。私が気軽に没入出来る唯一の娯楽かもしれない。没入は気持ちが良い。この快感を勉強でも味わえていたら、私はあとどれだけ偏差値を上げることが出来ただろうか。数学の赤点を取らずに済んだのだろうか。今考えても遅いけれど。

1人で黙っている時、絶えず自分のセリフが脳内を反芻している心地悪さを私は今、こうして吐き出している。全部を文字化したい。見えるようにしておきたい。景色をもっとクリアに見たいのだ。美しいものを美しく見たい。