kikurageoisii’s diary

東京のOL23歳 

トイレの雑記帳

 泣くほどではない、ペラペラとした憂鬱が一生続く様な気がしてしまう。

 私がこうしてトイレでサボってる間にも、会社では何千万、何億というお金が動いている事が嘘みたい。手洗い場から子供や結婚式の話題が聞こえてくるけど、今日さえ超えられそうにない私は一生目の前の扉を開けられないのではないかと思ってしまう。比喩とかではなく実際にあるトイレの扉なので数分後には開けているしオフィスに戻っているのだが、、、

 同期が頑張れている事が嘘みたいに感じる。私だけ、どこか上の空で仕事をしてしまう。有名人が結婚しても誰かが仕事で成功しても、私の将来の幸せに繋がらないし、(会社の業績がよければボーナス上がるので結果繋がるのだが、、、)自分以外への興味が病的に薄いのではないか。誰と誰が付き合っても極論どうでも良いのだ。そういった仲間内の1番盛り上がる場面で俯瞰で見てしまう自分を俯瞰で確認し、普通ではないよなあと、時にそれが自分を苦しめる。

 しかし、普通とは何か、このままでは一生分からない。普通とはある意味では1番なのではないか。没個性を批判する没個性的思想が嫌いだ。多様性の時代などと言い、色々なものを受け入れる一方で、カテゴリーを増やして仲間を見つけ、違うものを批判し、攻撃するのでは本末転倒ではないか。時代の流れと共に、文字化、可視化できる怒りが増えた気がする。言いようない憎悪の正体を、なんとかどこかに当てはめておきたいのは、人間の本質なのだろうか。漠然とした不安、ペラペラとした憂鬱、言いようのない憎悪、そうしたものを抱えてどう普遍的に生きるか、自分自身であるという自尊心を保ち、他者との絶妙な違いの中で生きるということの難しさよ。(しかしこんなこと考えながら仕事は毎日する)

 

 

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