kikurageoisii’s diary

東京のOL23歳 

THE END OF THE F***ING WORLD

厨二みたいなタイトル付けちゃったけどドラマの題名です。

たまにはブログっぽく映画やドラマの話を。

 

私映画好きでよく観るんですけど、映画のレビューとか書くのあんま好きじゃないんですよね。見るのも。なんか、分かってないこと分かった人に否定されてるみたいでムカつくじゃないですか。監督でも脚本家でもないのにこの人はなーに偉そうなこと言ってんだって思っちゃうし。

 昔、国語の授業で、「容疑者Xの献身」を取り扱った時、私は本題を素直に「究極の愛」って受け取ったんですけど先生が進める授業の上では「犯人のエゴ」ってことになって。どうしても私はそれが納得出来なくって。でも先生と話すの、ましてや議論なんて苦手だから黙ってたんです。どうしても我慢できなくなってだいぶ経ってから本好きの母親に話したけど。未だに覚えてるって凄くないですか?まあ受け取り方なんて究極それぞれですよね。私はそれでいいと思います。っていうと、国語教育のあり方ってどうなんだろうと思ってしまいますけどね。大学卒業したんでどうでもいいでーす!好きに映画見て本読んで見たくないレビューは無視して感想垂れ流せるインターネットサイコー!てわけです。

 

ここまで言っといてここから先は私の超主観的な作品の感想なので見ないでください。私はこのままいきます。

この前人間失格見た時に、何か物凄くインスピレーション受けた気になって、絶対感じた事を文章に書きとめようと思ってたんですけど結局やらずにその時の衝動は消えたし絶対に今同じ文章は書けないので、見た直後に書くのが一番だと思ったんです。結局人間失格見た日は男の子と見てたんですけど全然その人のこと嫌いなわけじゃないしむしろ好きなのに絶対に今は1人になりたいと思って解散して、夜中2時間くらい町を歩き回るっていう意味不明な行動をしちゃったわけなんですけれども。そういったことでなく、意味のある行動で衝動を示したい。衝動に意味付けしたら「衝動」ではなくなってしまうのかもしれないけれど、私は常々意味のある事をしたいと思って生きているので、できるだけそうしたいのです。全然出来ていない現状ではありますが。

 

 随分話が逸れてしまったけれど、今回話したい作品はNetflixオリジナルドラマ「このサイテーな世界の終わり」についてです。

私はとにかくこの作品が大好きで、視聴は2回目である。にも関わらず、1話目の最初と最終話の最後のシーンで泣いた。何故だか分からないが、好きすぎて涙が出てくる。

 ストーリーとしては自称サイコパスの少年と、同じ学校で出会った不機嫌なセブンティーンが退屈な街から逃避行の旅に出るというダークなラブコメっぽい話である。サイコパス君は旅の途中常々少女を殺すタイミングを見計らっているが、自由奔放な少女の行動によりいつも殺せず気付けば彼女の言いなり、振り回されっぱなしな毎日の中で本当の自分に気付く。

一方“不機嫌なセブンティーン”アリッサも自由にクールに振舞っているつもりが内心は子供であり少女である。

 親の愛情を知らない2人が補い合いながら、でこぼこの道をオンボロの盗んだ車でイカした音楽(この作品のBGMを担当したのはBlurのグレアム)をかけながら泣いたり喧嘩したり歌いながらアリッサのパパ=飛びっきりのダメ親父の元に逃避行していく物語。道中、さながらスタンプラリーを綺麗にひとつひとつ押していくかの様に犯罪を網羅していく姿は圧巻である。ティーンの不機嫌パワーすさまじっ!

 また、この作品には「完璧な大人」は誰一人として登場しない。親達は自分の幸せで精一杯、刑事でさえもプライベートと仕事の間で揺れ動く。窃盗、自殺、殺人、万引き、など様々な非日常が起こる作品の中で、現実に生きる私達が彼らに、この作品に心を惹かれてしまうのは、確かに誰もが感じ得る「リアル」、かつて感じた10代の頃の何に向けて良いのかわからない破壊的な衝動(アリッサが全てやってくれている)曇った感情(映画の色が全体的に霧がかっているグレー。彼らの心の中を表しているのかな)分かり合える人の存在(アリッサとサイコパス君)がそこにあるからではないかと思った。

とにかくシーズン2が楽しみである。サイコパス君、名前思い出せなくてアリッサみたいに名前で書いてあげられなくてごめんね笑 結婚するなら君みたいな人がいいと切実に思っている。愛おしすぎる。暫定1位を争う推しキャラ。名前忘れたけど。あ、ジェームズだ。ジェームス?シーズン2で確認します笑

11/2~シーズン2配信開始なので興味があったら是非。ネトフリの回し者じゃないよ。ではまた!

f:id:kikurageoisii:20191025210737j:imagef:id:kikurageoisii:20191025210753j:imagef:id:kikurageoisii:20191025210708j:imagef:id:kikurageoisii:20191025210808j:image