kikurageoisii’s diary

東京のOL23歳 

下書き

頭の中の混沌とした思いとどう向き合って、どう折り合いをつけて生活していけば良いのか全く分からない。ありとあらゆる色が混じり合った絵の具のようなものが脳内に広がっていて、漆黒なんて綺麗なものではなくて、黒をベースにした混沌。私に表現者としての才能があって、キャンバスにその正体を描けたらなにか変わるのだろうか。私はただこうして手のひらに収まるスマートフォンに衝動のまま書き殴るようにカタカタと文字を打ち込む事しか出来ない。悲しさと寂しさと情けなさと焦燥感と生への絶望すべき執念で作り上げられるのは眉間のシワくらいしかないし、手放しで幸せになろうとしているのか、どうしようも無い自分を頑なに認めないプライドだけが悟空の輪のように自分を締め付けている。

この辛さの正体は一生分からないまま死ぬのだろうな。

こんなつまらない感情が、私の、生きることそのものの本質だったとしたら、テレビを見たり笑い合ったりして、得体の知れない生きづらさに蓋をして誤魔化して呼吸をする事が取り敢えずすべき事なのだろうか。

この生きづらさの正体は言葉にも数字でも表すことが出来ない。

意味も無く馬鹿騒ぎする飲み会も、若さと高揚感と場にいる人達との共通意識のまま朝を迎える真夜中のクラブも好きだった。心から楽しめた。馬鹿なふりをするのではなく本物の馬鹿であることを自覚出来ないほどの馬鹿ではない。

それが出来なくなった今、私は虚構を愛していたのだろうか。